Re: 腎虚は気の貯蔵が出来ないのですか? 気逆は腎虚のせいという可能性もありますか?


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投稿者 あんず村です。 日時 2006 年 8 月 11 日 16:34:10:

回答先: 腎虚は気の貯蔵が出来ないのですか? 気逆は腎虚のせいという可能性もありますか? 投稿者 あや 日時 2006 年 8 月 11 日 09:02:56:

腎の気の貯蔵が悪く、気が上逆するような場合は、漢方的には「奔豚(ほんとん)」と言います。
気が下腹からみぞおち、のどに突き上げてくる感じがする症状です。

気を貯蔵しているのは腎だけではありません。肝、心、脾、肺などすべての臓はみな気を貯蔵しています。
気逆を起こす原因は非常に多く、奔豚以外にも肝の気、胃の気、心の気、肺の気などの問題を考えていく必要があります。

補中益気湯は、気を持ち上げる働きがあります。
正気(きれいな気)を持ち上げる事により濁気(よごれた気)が下がるという事もありますから、気逆にも使う事があります。
みぞおちのつかえなどがある場合は、半夏瀉心湯を使います。
肝の気の問題ですと、星火逍遥丸、四逆散、加味逍遙散などを使います。
心の気の場合は甘麥大棗湯とか天王補心丹などを使います。

あやさんの場合は、確かに下半身の冷えが強く、冷えの為に陽気が昇る虚陽浮上の可能性もあります。
このような場合は、下半身を温め上半身の熱をとる引火帰元という方法を使います。
肉桂は引火帰元の代表的な生薬です。

生理の後にダウンしてしまうのは、主には血海の気血の不足が考えられます。
五臓六腑の余った血液は衝脈に注がれます。衝脈は血海とも言います。
ここに蓄えられた気血が生理になります。ですから、生理の後は血海がからっぽになります。
ですから、気血を補う婦宝当帰膠はとても良いでしょう。
ただ、衝脈は奇経に属し、動物生薬が効きやすい場所でもありますから、少し動物系の生薬を加えてみるのも良い方法と思います。

漢方薬をいくつか併用する場合は、やはりバランスを考える必要があります。
また、1ヶ月の予算や、治療の優先順位もあります。
これらの事を総合的に考えて、使うものを決めていく必要があります。




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