Re: 補中衛益湯


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投稿者 漢方の杏村(あんずむら)です。 日時 2003 年 6 月 12 日 16:21:48:

回答先: 補中衛益湯 投稿者 りょう 日時 2003 年 6 月 12 日 15:38:36:

補中益気湯も衛益顆粒にも黄耆という生薬が配合されています。
黄耆は体表の気を補って、汗が漏れるのを防ぐ働きをします。
ですから多汗症によく使われます。

衛益顆粒は、肺の気を補って、免疫機能を高める働きがあります。
これに対して、補中益気湯は、胃腸の消化吸収の機能を高める働きがあります。
ですから、胃腸が弱く食欲がない、やせて疲れるなどの場合は補中益気湯の方が良いかも知れません。

しかし、どちらも気を補う事で止汗させようとするもので、気の不足が原因の多汗症には効果が出ますが、それ以外の場合は効果は出ないと思います。

ですので、衛益顆粒で効果がでない場合、補中益気湯で効果が出る確率は低いかなと思います。

多汗症は、それ以外に
 内熱によるもの
  体の内部に熱がこもっている
   黄連解毒湯 白虎加人參湯 などを使います
 淤血によるもの
  血液のよごれ 
   血腑逐於丸 冠元顆粒 などを使います
 気滞によるもの
  気の流れがうまくいかない 
   加味逍遙散 開気丸 四逆散 柴胡加龍骨牡蠣湯などを使います
 痰湿によるもの 
  余分な水分、よごれた水
   半夏厚朴湯 五苓散 温胆湯などを使います
 食滞によるもの
  食べ過ぎ、飲み過ぎで胃腸に毒素がたまっている
   加味平胃散、半夏瀉心湯などを使います
 それ以外
  桂枝加龍骨牡蠣湯 麦味参顆粒など 
などがあります。

衛益顆粒を使って、風邪はひきにくくなったけれども、多汗症は治らないという事もよくあります。
この場合、風邪と多汗症は別なメカニズムで起こっていると考えられます。

多汗症は、なかかな治しにくいものですので、一つのお薬でなく、いろいろなお薬を試してみる必要があります。

このボードでだけは判断出来ませんので、お近くの漢方に詳しいお店で相談されるか、「オンライン漢方相談」をご利用ください。



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