30代前半の方で、体外を10回くらい行い、最後に妊娠出来た例です。
当店に来られる前に5回くらい体外を行いました。
卵の質がわるく、なかなか採卵出来ない、採卵しても受精しない、受精しても分割しないという状態で、なかなか胚移植まで行きません。
基礎体温を見ると、低温期と高温期の温度差が少なく、高温期も短い状態です。
これは腎の陽気と腎精の不足があります。
腎精を補うには動物性の生薬が適しています。
漢方には「血肉有情之品」という言葉があります。
つまり植物が原料の一般の漢方とは違い、動物を原料とした漢方薬には血肉がかよっているという意味です。
このため動物性の生薬は腎精を補う力が強いと考えられます。
卵巣は漢方では腎の一部で、腎精は卵やホルモンの原料と考えます。
この腎精は年令とともに少なくなっていきます。
ですので、良い卵を作るには腎精を補う事が大切でなのす。
この方の場合、生理の周期にあわせて、色々な動物生薬が含まれた漢方を使いました。
漢方を服用して3ヶ月目くらいから良い卵がとれて、胚移植出来るようになりました。
ただ、2回胚移植しても陽性にはりませんでした。
なかなか着床しない場合は、漢方的には淤血や気滞をかんがえます。
淤血は血液のよごれ、気滞はホルモン、免疫、自律神経などのアンバランスです。
採卵の周期は腎精を補う事を中心として、胚移植の周期は活血と利気を中心にしていきました。
そうすると2回胚移植して、2回ともhCGが陽性になりました。
ただ残念ながら、2回ともhCGの伸びが悪く、生理になってしまいました。
初期の流産の場合は、やはり卵の質と関係します。
つまり卵の質が悪く、もともと育たない卵だっと考えます。
そこで、腎精を補うものをもう少し強化して採卵にいどみました。
このようにして漢方を始めて5回目の体外で、ついに妊娠、出産になりました。
かなり苦労した例で、本人も諦めかけた事もありました。
でも最後まであきらめないで頑張って本当に良かったとメールを頂きました。



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