30代後半の女性。
今までに繋留流産を2回しています。
不育症の検査の結果、抗核抗体がやや高いくらいで他は問題ありませんでした。
基礎体温を見ますと、低温期と高温期の差が大きいです。
低温期と高温期の差は0.4度くらいが理想で、あまり大きすぎると中医学的には陰と陽のバランスが悪い可能性があります。
舌は暗で淤血の可能性があります。

陰虚陽亢・気滞血淤と考え、滋陰・利気・活血の漢方を使いました。
それで、2ヶ月後には低温期と高温期の温度差がちょうど0.4度になりましたので、卵巣の機能を補うため補腎のものを少し増やし活血利気のものは減らしました。
半年が経過して基礎体温や体調は良かったのですが、妊娠しませんでした。
そこで方法を少し変更しました。
原因不明の不妊症の場合は免疫のバランスが悪い事がよくあります。
この方も流産を2回していますから、免疫のバランスを考えました。
免疫のバランスの改善はアレルギーの改善とよくにています。
この方の場合、はっきりしたアレルギーはありませんでしたが、去風薬と補気薬に変更しました。
そしてそれから約3ヶ月後に妊娠されました。
ただ流産の心配がありましたので、去風薬と補気薬、それに少量の活血薬で無事に出産されました。



漢方での妊娠例に戻る

トップにもどる