リウマチは、中医学では痺症と呼ばれています。
痺とは、
詰まって流れないという意味です。
経絡に何か詰まって流れないのを痺症といっています。

昔の古典を開いて見ると、
風・寒・湿が入り交じって、体に進入して痺症がおこる」
と記載されています。

最近の中医学では、これに熱を加えて、
風寒湿熱が痺症の主な原因と言われています。

 風が強いものを
行痺
 寒が強いものを
痛痺
 湿が強いものを
着痺
 熱が強い物を
熱痺
といっています。

行痺の特徴
 風は、動き回るのが特徴です。
 行痺の特徴は、痛む場所があちこちに移動する事です。
 
風にあたったりすると、悪化します。
 治療としては去風薬を使います。

痛痺の特徴
 寒邪が原因で起こるものを痛痺と言います。
 名前が示すとおり、激しい痛みが特徴です。
 これを「虎にかまれた程の痛み」と表現しています。
 
寒い冬の日や、冷たい空気に触れ、冷えると悪化します。
 寒邪が原因の場合、温経散寒という治療方法を用います。

着痺の特徴
 湿の特徴は、一カ所にとどまって、移動にくいのです。
 このため、着痺といいます。
 痛みは痛痺ほど激しくなく、
重だるい感じが特徴です。
 
湿度の多い雨の日などに悪化します。

熱痺の特徴
 熱痺は、局所が腫れ、熱を持つ状態です。
 急性のリウマチ、あるいは、慢性のリウマチの活動期などに見られます。
 患部を湿布などで冷やすと痛みが和らぎます。

最初に述べたように、リウマチは、これらが
入り交じっているのが特徴です。
どの要素が強いか判断して薬を選んでいきます。

風・寒・湿・熱などの邪気が、体を攻撃する背景としては、
体を守っている正気の不足が考えられます。
体を守る正気は、衛気とも言われています。
臓腑で考えると、腎、肺、脾との関係が深いようです。

腎が弱っている腎虚
肺が弱っている肺気虚
脾が弱っている脾気虚

これらの状態の時に、外邪が攻め込んで、痺症がおこります。
です
から、体質改善として、腎、肺、脾の気を補う事が大切です。



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