中は、「あたる」という意味です。
ですから中風は、風があたるという意味です。

あたる場所によって、大きく経絡と臓腑に分けられます。


まず、風が経絡身体にあたった場合
風が経絡にあたると、痛みやしびれをおこします。
意識障害はありません。
現代医学でいう顔面神経麻痺や、三叉神経痛などがあげられます。
治療はいくつかのタイプに分けて考えます。

風寒型
  冷たい風にあたっておこります。
  痛みしびれ、麻痺が強いものです。
  よく使う漢方薬は、辛温解表作用のある漢方薬などです。

 風熱型
  多くは、風寒型が熱に変化しておこります。
  銀翹散などを使います。

 湿熱型
  熱がこもった状態が特徴です。
  湿熱をとるような作用のある漢方薬などをよく用います。

 淤血型

  典型的な血液のよごれを淤血といいます。
  淤血のチェックリストなどでチェックしてみてください。
  よく使う漢方薬は、淤血を改善するような漢方薬などです。

 痰湿型
  痰湿というのは、余分な水や脂です。
  痰湿型は、太った人に多いタイプです。
  この場合は、痰湿を取り除く漢方薬を用います。


臓腑に直接、風があたる場合
 意識障害が特徴です。
 現代医学でいう、脳梗塞や脳出血などです。

体質に応じてお薬を使います。
発作の直後などは、牛黄清心元などの意識をはっきりさせるお薬を用います。


 肝陽上亢
  肝と腎の陰が不足して、陽気が上にのぼった状態です。
  目の疲れやイライラが特徴です。
  滋陰作用があり肝気の流れを調整するような漢方薬を用います。

 心腎不交
  腎の陰が不足して、心の火を抑えられなくなった状態です。
  不眠などがおこります。
  心陽と腎陰がうまく調和するような漢方薬を用います。


 淤血型
  血液のよごれが原因です。
  活血化淤の作用のある漢方薬を用います。

 気虚型
  気の流れる力の不足です。
  補気作用のある漢方薬などを用いています。



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