不妊症の漢方治療と漢方薬

漢方の不妊治療では、調経種子といって、生理周期や排卵、生理の状態を
調える事が大切と考えています。
また、原因不明の場合は、免疫のバランスとか体内の汚れなどを考えます。


 当店の不妊症に対する考え方は、「足りない部分は補い、余分なものは取り除く」という方針になります。 

 足りない部分とは、例えばが足りないとか、が不足とか、いが足りないなど体に必要なものが足りないような場合は、その不足するものを補うような漢方薬を使います。また、卵巣の機能が低下している、基礎体温で高温期が短いなどの場合は、補腎を主とした周期療法を行う事がおすすめです。

 これに対して、卵管の通りが悪いとか、子宮内膜症、子宮筋腫などは汚れがたまっている状態です。また、子宮の中に目に見えない汚れがあり、これが着床を妨げている可能性もあります。ですから、これらの場合は、体内浄化法といって、汚れを綺麗にする方法が適しています。
汚れにも色々な種類があり、多いものは陳久淤血(古くなって固まったような血)と痰湿(汚れた水脂、繊維のようなもの)です。またストレスなどで気の流れが悪い状態もあります。
体内浄化法と周期療法は同時に行う事も出来ますが、予算的に難しい場合は体内浄化法を先に行う事がおすすめです。例えば、クレンジング、洗顔をしてから、化粧水やクリームを使いますよね。それと同じ理由です。

 なかなか排卵しないとか、生理が来ない場合は、原因をはっきりとさせてから漢方薬を飲む方が効果がよくなります。排卵しない原因は、お医者さんでLH−RHテストを受けてみられると良いでしょう。それによって、排卵しない原因が、視床下部にあるか、脳下垂体にあるか、多嚢胞性卵巣なのかあるいは卵巣機能低下なのかが解るからです。また高プロラクチンなどの検査もされておく事がおすすめです。漢方薬もそれによって使うものが異なって来ます。
 
体内浄化法の場合でも、周期療法の場合でも、使う漢方薬は一人一人異なってきます。体質が違うので、誰にでも同じものを使うという訳にはいきまぜん。

 基礎体温は漢方の効き目を判断する上でもとても大切なので、出来るだけつける事がおすすめですが、ただ、どうしてもストレスになってしまうような場合は、付けない方法でもかまいません。1日も早く、可愛い赤ちゃんを抱っこ出来るように、頑張りましょう。



ポイント

生理周期は正常か?

基礎体温の見方?


基礎体温の状態や病院の検査の結果によって漢方薬の方針をたてます。

不妊漢方の方針


周期療法を使う場合

周期療法とは?


体内浄化法を使う場合

体内浄化法とは?



不妊と関係する病気

多嚢胞性卵巣

子宮筋腫

高プロラクチン

生理痛



卵管の通りが悪い
両側の卵管が完全につまっている場合、大抵の方は体外受精をされています。
この場合で、漢方薬を併用して、ごく希ですが自然妊娠する事があります。
特に体内浄化法など、体を綺麗にする方法を使うとこの傾向があります。
ただ、確実に効果が出るとまでは言えません。
改善する場合でも時間がかかると思いますので、誰にでもお勧めの方法ではありません。
年令の若い方などで、妊娠年令に余裕がある場合は漢方で試してみる方法もあります。

着床障害
着床障害の場合は、体外受精でも回避できません。
この場合、ステロイドやアスピリンを使う方法もありますが、漢方薬を使ってみる方法もあります。
着床障害は、免疫のバランスによる事が多いので、漢方薬は利気薬を多く使います。
気とは目に見えなくて働きがあるものです。
昔の人は体内に気というものがあり、それが働き体を守っていると考えました。
免疫なども気働きの一部となります。



もう少し詳しく知りたい方へ


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