やる気が出ない

やる気が出ない場合、体が動かない場合と、気力が無い場合に分けられます。
体が動かない場合は、いろいろな原因があり、どこの部分が何故動かないか分析していく必要があります。
気力が無い場合、体もだるいのですが、それ以上に気分が塞ぐ、不安、物事がつまらない、生きるのが苦痛などの状態が強く現れます。
中医学では、脳は心の一部と考えます。ですから、この場合、病気の定位は心と考えます。
心気の不足を心気虚と言います。
ここで、心気は2つの働きをしています。
一つは心臓を動かす働きです。
この働きと肺を動かす働きをあわせて宗気と言っています。
宗気の不足によく使うものとしては冬虫夏草、黄耆などがあります。
心の気の働きでもう一つは、脳を働かせる働きです。
この働きが弱くなると、気力がない、やる気がしない、朝起きられないなどの症状が現れます。
この時によく使うのは、シベリア人参、心脾顆粒、ロゼアなどですが、体質、状態などによっても使うものが違ってきます。
また気力の不足だけでなく、流れが悪い場合もあります。
鬱という漢字は、流れが悪く塞がった状態を意味しています。
酒樽の上に重りをおいた様子を表す漢字です。
上に乗っているおもりを解いて、蓋をあける事により、気の流れを改善すれば鬱状態も改善していきます。
気の流れを改善するのによく使うのが、逍遥丸、開気丸、柴胡疏肝散などです。