卵巣機能低下

卵巣の機能低下は、
 FSHが高い
 AMHが低い
 高温期が短い
 低温期と高温期の温度差が少ない
などで判断します。

FSHは卵胞を膨らませるアクセルのようなものです。
卵巣機能が低下すると卵胞の膨らみが悪くなり、アクセルを強く踏む必要が出てきます。
この原理でFSHが上がって来ます。
FSHが10を超えると、少し卵巣の機能低下が始まっていると考えます。

AMHは、卵巣の中の卵子の在庫ではありません。
三ヶ月後に排卵する予定の卵胞から出るものです。
沢山の卵胞が膨らんでいるとAMHが高くなります。
ただ、その事と卵巣の中の在庫とは必ずしも一致しません。
例えば、多嚢胞性卵巣というような状態で沢山の卵胞が一度に膨らみ始めるとAMHが高くなります。
卵巣年齢と言われる事もありますが、どちらかというと体質です。
ただ、今まで高かったAMHが下がってくる場合は卵巣の機能低下があるかもしれません。

高温期は黄体ホルモンの働きで体温が高くなります。
高温期が短かったり、低温期との温度差が少ない場合は黄体ホルモンの分泌が悪い状態と考えられます。
黄体ホルモンの分泌が悪いのは、黄体の状態が良くないためで、その原因としては良い卵胞が膨らまないか
排卵がうまく行っていない可能性があります。

これらの事を総合して、卵巣の機能低下と考えます。

中医学的には卵巣は腎の一部と考えます。
ですから、腎の機能強化が大切です。
大切な部分を植物の発芽に例えると

 軟堅などの作用の漢方で、畑をたがやして空気を含ませる
 滋陰作用のもので、土に潤いを与える
 腎精を補うもので、種の質をよくする
 腎陽を補い、発芽のエネルギーをつくる

となります。
どれも大切ですが、土地を耕す事が忘れがちになるので、この部分は特に注意しています。