卵巣嚢腫

卵巣嚢腫には色々な種類があり、また分類の仕方も沢山あります。
このページは中医学的な説明ですから、分類としては簡単にします。
比較的よく見られるものに次のようなものがあります。
子宮内膜症の一部であるチョコレート嚢胞
成熟嚢胞性奇形腫(皮様) 袋のなかに脂とともに髪の毛や骨の成分が増殖
嚢胞腺腫:卵巣に生じた液体貯留性の腫瘍
さらっとした液体が貯留している場合は、漿液性嚢胞腺腫
ゼリー状の液体が溜まっている時は粘液性嚢胞線種
また、これらとは別に卵胞や黄体に液体がたまる機能的卵巣嚢腫には
妊娠中に頻度の高い黄体化卵胞嚢胞(ルテイン嚢胞)などがあります。
チョコレート嚢胞の治療に関してはチョコレート嚢胞のページを参考にしてください。

卵巣嚢腫の治療の考えとしては、化痰軟堅と活血化瘀です。
また機能的卵巣嚢腫の場合は化痰利湿となります。

痰湿とは汚れた水、脂、繊維で、余分な固まりなどは痰湿と考えます。
痰湿の中で比較的サラサラしているものを湿、粘っこいものや固まりを痰と言います。
卵巣嚢腫はどのような種類でも外側に袋があります。
この袋を溶かすため、化痰軟堅という方法が必要です。
軟堅とは硬いものを柔らかくする作用を言います。
もし、嚢腫の中身が液状の場合は、湿をさばく利湿のものを併用します。
このタイプは効果が出やすいものです。
皮様性などのように硬い固まりになっているものは効果が出にくく軟堅などの方法を
より多く使っていく必要があります。

漢方を使う場合は、嚢腫が出来た原因を考えていきます。
多くの原因は 気滞 や 瘀血 です。
また一部、気虚 も考えられます。
ですから、体質改善しとしてこれらの治療も併用します。