かすみ目

かすみ目の主な原因は目の疲れです。ですから、かすみ目改善の爲にはまず目の疲れを改善する事が大切です。

かすみ目の場合、疲れ以外の要素も含んでいます。
例えば、ピント調整がうまくいかない場合です。
これは、いわゆる近視と遠視、そして老眼があります。
近視の場合でも仮性近視であれば目の疲れをとる事で改善していきます。
遺伝的なものの場合は漢方の改善はなかなか難しいでしょう。

老眼の場合ですが、中医学的には水晶体の老化が原因で水晶体が固くなっていると考えます。ですから、腎を補い潤いを与える事で老眼の予防や進行を遅らせる事は可能です。

白内障の場合は、水晶体の汚れが原因と考えますが、単純に汚れを綺麗にする漢方だけでは予防できません。肝や腎を補う方法を併用する必要があります。ただし、ある程度進行した白内障の場合は漢方の効果は出にくいので、やはり眼科による手術が必要です。

水晶体以外の部分、眼球の中の硝子体が濁っているなどの場合は汚れを綺麗にする方法を考えます。具体的には、痰湿や瘀血などの改善です。
ただ、ここで注意する必要があるのは痰湿や瘀血をとる漢方は体を乾かす性質があるので潤いを与えるような漢方と併用する事が大切です。

網膜に異常がある場合は、とにかく眼科にかかる事が大切です。
眼科にかかりながら漢方を併用すると良いでしょう。
特に多いのが黄斑変性という病気で、視野の一部が欠けたり、ゆがんで見える病気です。
網膜の黄斑部という、物を見る時に一番よく使う中心部に浮腫が出来たり、新生血管という細い血管が出来て変性しているのが原因で、加齢と関係があるので昔は加齢黄斑変性と言われていました。西洋医学的にも難しい病気ですが、病院の治療と併用して肝腎を補う漢方や血流を改善する漢方をつかっていくと良いでしょう。

緑内障の場合は眼科の治療と併用して、水の流れを良くするもの、血流を良くするもの、気の流れを良くするものなど、その人、その人の体質を考えて漢方を決めていきます。

中医学の場合は、白内障ならこの薬、緑内障ならこの薬というような単純な使い方はしません。
目は体の一部で、体全部とつながっています。ですので、目だけ切り離してい処方を考えていくという事はしません。
あくまでも、体全体の調子を整える事によって、自然に目も改善していくという考え方です。