疲れている状態をエンジンにたとえてみます。
そうするとエンジンからパワーが出ない場合は
燃料の不足 気血の不足
エンジンがさびついている 瘀血や痰湿
オーバーヒート 発熱
オイル不良 潤い不足
整備不良 気滞
となります。
それぞれの場合で、対処は違いますね。
疲れも同じです。
確かに気血両虚のような症状が多いので気血を補うものを使いがちですが、補気補血だけで簡単なに行かない場合はその他の原因も考えてみる必要があります。
痰湿や瘀血と言った汚れがある場合は、それをまず掃除します。
発熱は陰虚型と気虚発熱があります。
陰虚型の場合は、滋陰のものを使います。
気虚発熱の場合は補気作用のものに少し清熱を加えます。
潤い不足の場合は、津液を補うものを使います。
夏などに多い症状です。
気滞はストレスなどで自律神経のバランスが悪い場合です。
また鬱から来る疲れがあります。
この場合は肉体的な疲労だけでなく精神的な疲労が強くなります。
治療としては鬱を中心に治療していきます。