排卵障害

排卵障害の場合は、一般的には生理不順になりますが、排卵しなくても生理になる場合もあり、生理の状態だけでは排卵しているか解りません。
排卵しないと妊娠は出来ませんから、妊娠の爲には排卵障害を治す必要があります。
排卵障害の原因としては、中枢性と卵巣性の2つに分類されます。
中枢性は、脳から卵巣への命令がうまく出ていないか、バランスが悪いなどがあります。
まず、脳の視床下部がGmRHというホルモンが脳下垂体に命令を伝えます。
脳下垂体はこのホルモンを受け取るとFSHというホルモンを出して、卵巣に卵胞が膨らむように命令します。
卵胞が膨らんでくると、今度はLHというホルモンが出て、それで排卵します。
これらのどこかに異常があると、排卵できません。
 視床下部からのGnRHが出ない
 脳下垂体からのFSHが出ない
 脳下垂体からLHが出ない
 FHSとLHのバランスが悪い
などが考えられます。
これらをまとめて中枢性の排卵障害と言います。
これ以外にも、母乳を出すホルモンのプロラクチンが高いと排卵しにくくなります。

卵巣性の場合は、卵巣の働きが悪い、卵巣が硬いなどが考えられます。
卵巣の働きが悪い場合は早期閉経に多く、卵巣が硬いのは多嚢胞性卵巣に多く見られます。

排卵障害の場合、どこに原因があるかはLH-RHテストというものを受けてみます。
生理の3日めくらいに、脳下垂体を刺激するホルモンの注射をして、それに対して採血して脳下垂体の反応を見るものです。
もしLHやFSHが正常に分泌されるなら、視床下部に問題があると考えます。
うまく分泌されない場合は脳下垂体に原因があると考えます。
FSHが高くなる場合は卵巣の機能低下が考えられ、LHが高くなれば多嚢胞性卵巣の可能性が高くなります。
これらの原因によって、漢方の使い方も変わってきますので、排卵障害の場合はこれらの検査を受けて見ることをお勧めします。

またごく稀ですが、FSHやLHに対する抗体がある可能性もあります。
この場合は分泌されたHSFやLHが抗体によって壊されてしまいますので、下垂体型の排卵障害と同じようになります。