月経疹

ニキビと間違われやすいものとして月経疹があります。
高温期の黄体ホルモンが原因と考えられています。
また、多嚢胞性卵巣症候群の場合は男性ホルモンが高くなる事があり、その場合も生理の周期にともなったニキビが出来ます。
月経疹も多嚢胞性卵巣のニキビもホルモンのバランスが原因です。
ですから、通常のニキビの治療をしてもなかなか良くなりません。
また、一旦良くなったとしても、ホルモンバランスが改善しないとすぐに再発してしまいます。
では、中医学的に月経疹はどのように考えれば良いでしょうか?
生理の後は、気血が不足します。
その後、少しずつ気血が回復していきます。
排卵後は黄体ホルモンの影響で、一気に陽気が強くなってきます。
子宮は血海とも良い、血があつまる場所です。
血海から溢れた血液は任脈や衝脉を上行して胃経につながります。
乳房は胃経につながっているので生理前に胸の張りがつよくなります。
さらに上行して顎や口の周りに流れていきます。
これが月経疹となります。
ですので月経疹は口の周りやあごなどに多く出来ます。
そして生理が来ると気血が少なくなるので月経疹は治ります。
多嚢胞性卵巣の場合は生理不順を伴うので、なかなか生理が来ない場合もあります。
この場合は、まず多嚢胞性卵巣の治療を優先します。

月経疹の場合は、
陰陽のバランスが悪い  陰虚火旺
血液の汚れ  瘀血
気の流れが悪い
胃熱 または 胃寒
冷えのぼせ
などに注意して処方を選んでいく必要があります。
一人一人の体質や生理の状態なども違うので、単純に月経疹だからこの漢方という決め方は出来ません。
中医学に詳しいお店などでよくご相談ください。