咳は肺なの?

普通に考えると咳は肺とか気管支の問題です。
ですが、中医学は肺以外の問題も考えます。
 肝
肝は肝臓ですが、中医学では気の流れをコントロールしていると考えます。
気は目に見えなくて働きのあるもので、ホルモン、自律神経、免疫と関係します。
自律神経は気管を広げたり縮めたりしています。
ですから自律神経失調症ですと、咳が出る事があります。
梅核気と言って、喉のあたりに何かひっかかってなかなかとれないような場合は気の流れが悪い事が多く、肝から治療を考えます。
アレルギーも免疫のバランスなので肝との関係があります。
 胃腸
胃腸は中医学では脾胃と言います。
食べた物をうまく消化出来ないと痰濁という汚れになり、一部分は肺にたまります。
これが咳や痰の原因になります。
「脾胃は生痰の源、肺は貯痰の器」といいます。
胃腸の消化機能を高めて胃腸に汚れが溜まらないようにする事が大切です。
 腎
腎は水の流れをコントールしています。
このため腎の機能が悪くなると全身に水がたまりやすくなります。
皮下にたまるとむくみ、耳にたまるとめまいや耳なり、肺にたまると咳やたんになります。
腎の機能を高め、余分な水が溜まらないようにする事が大切です。
また腎は体を暖めるボイラーのような役目を持っています。
腎の機能が悪くなると、温める力が不足して体が冷えやすくなります。
こうなると、免疫力の低下がおこり、感染症やアレルギーがおこりやすくなります。
慢性的な咳などは腎から治療する事が多いのはこのためです。