蒲公英

昔、洛陽に一人の娘がすんでいました。
彼女は頭もよく、とても美人でした。
ある日、その娘は乳腺炎になってしまいました。
腫れて痛みがひどく、我慢が出来ません。
しかたなく、一人の旅の医者に治療を頼みました。
旅の医者はその娘がとても綺麗だったので、邪念をおこしました。
娘は我慢できず、平手打ちを2発、くらわせました。
そこで旅の医者は「まだ結婚していない娘が乳腺炎になるのはおかしい。きっと道徳にはずれた行いをしているに違いない。」とあたりにデマをふりまきました。
娘は弁解する事も出来ず、河に身を投げました。
そこに蒲という名の漁師のおじいさんが通りかかり、娘を救いました。
漁師は事の顛末を聞き、公英という名前の自分の子供に、ある薬草をとりに行かせました。
漁師はその薬草を自ら漬いて娘に渡して、娘に湿布するように言いました。
数日して娘の乳腺炎は良くなりました。
娘は自分の庭にその薬草をうえ、感謝の気持ちでその薬草を「蒲公英」と呼びました。