子宮筋腫

子宮筋腫の治療に漢方薬を選択する人は、多いようです。

子宮筋腫といっても、出来る場所や大きさなどによっても漢方薬での治療効果がかなり異なります。

ごく一般的には、鶏卵大までなら、漢方治療で筋腫が無くなる事が多いと言われています。
それ以上大きい場合でも、漢方薬で筋腫を小さくする事は出来ます。

筋腫が出来やすい体質というものがあるようです。
漢方薬で治療して、子宮筋腫が完全に無くなった場合でも、筋腫が出来やすい体質というものを改善しておかないと、再発する事が多いようです。
ですから、筋腫が消えても、少しずつ漢方を続けていく方が良いでしょう。
はっきり言えませんが、漢方でいう淤血(血液のよごれ)体質と関係があるように思います。

筋腫が漿膜下にある場合

筋腫は子宮の外側にあるため、症状があまりおこりません。
ただ、大きくなると腸や膀胱を圧迫するため、便秘や下痢、多尿といった症状がでる事もあります。
また、筋腫がねじれてしまうと、手術が必要になります。
漢方薬としては、活血化淤や、化痰、軟堅といった方法が用いられます。

筋腫が筋層にある場合

筋腫が筋層にあると、子宮の収縮がうまくいかなくなり、生理痛が酷くなり、生理が止まりにくくなります。
治療としては、活血化淤を基本として、利気化痰軟堅を併用します。この場合、少し治療に時間がかかります。

筋腫が内膜にある場合

子宮の内膜近くの筋腫は、生理とともに排出されるので、簡単にとれてしまう事もあります。
ただ、この種のものは、一般的に生理の量が多くなるので、貧血に注意する必要があります。

貧血があると、血小板が少なくなり、また出血しやすくなるという悪循環があります。
注意しないと、大量に出血して止まらなくなる事もあります。
内膜付近のものは、通常活血化淤という方法で治療します。
これらのお薬は、出血が増える場合もありますから、体質などを充分考えて使う必要があります。
貧血と出血に十分注意して、補血作用のある漢方薬などを併用する事が多いようです。

また、いろいろな種類の筋腫が混在していたり、子宮内膜症を合併している事もあります。


体質に応じて、薬を選ぶ必要がありますから、子宮筋腫ならこの薬といった選び方はしないで、
必ず漢方に詳しいお店などでよく相談
してください。

また、筋腫の淤血は普通の淤血と違い、陳久淤血(ちんきゅうおけつ)というものです。
陳久淤血は、古くなった固まったような血です。