中国製

病院でもらう漢方も含めて、日本で使われている漢方の殆どが中国製です。
原料となる生薬が日本で栽培されていないものが多いためです。
生薬を輸入して日本で製造するより、現地で製造してエキスを輸入する方がコストがかかりません。
ただ、日本の基準で作られて、すべての検査にパスしないと国内で販売する事は出来ません。
イスクラ産業の場合でも、中国に自社工場を持っていて、そこで厳しく管理しています。

個人輸入の場合は、日本の基準とは無関係です。
本物であるという保証もありません。

妊活中に勧め

妊活中にお勧めとしては、やはりキノコ類です。
キノコにはビタミンDを含んでいます。
ビタミンDは卵の発育に欠かせないものです。
ただし、取り過ぎると害がありますから、血液検査で不足していると解った人以外は直接ビタミンDを飲むのは止めた方が良いでしょう。

チャイナビュー225号


今回のチャイナビューは、卓球王国中国。
いつも綺麗な風景とか少数民族などを取り上げることが多いのですが、少しネタ切れなのかも知れません。
漢方の知恵袋は「鼻のトラブル対策1」です。
ただ今、当店で漢方をお買い上げの方に差し上げています。

妊活はリラックスが大切

子宝相談をしていて
 「苦労して苦労してやっと妊娠できた」 という人は意外と少なくて
 「えー、妊娠してるの?信じられない。」 という人が多いです。

一生懸命になる事は大切なのですが、あまりに頑張りすぎて体も心も柔軟性がなくなっている
場合が多いです。
もう少しリラックスして気血水の流れを良くする事が大切です。
生理が来ても一喜一憂しないで、平常心。と言ってもなかなか難しいですが、
好きな音楽を聴いたり、好きなアロマを楽しんだり。
毎日の生活を楽しむ事が大切です。
赤ちゃんは天から降りてくるもの。
たたき落とそうとしても逃げてしまいます。

嬉しい報告

本日はもう一通、嬉しい報告を頂きました。
無事に生まれて本当に良かったです。
個人情報の部分は削除してあります。

漢方の杏村 深谷さま

いつもお世話になっております。
ご報告が遅れましたが、7月〇日に無事に元気な男の子が生まれました。
予定日を4日過ぎたので、焦りましたが。病院に着いて2時間で生まれてくれました。
陣痛の進みが早かったので、慌てたのとキツかったです。
妊娠前から妊娠中まで色々と本当にお世話になりました。
また何かありましたらご相談させてください★
ありがとうございました。

嬉しい報告

嬉しい報告を頂きました。
ちょっと遠くから熱心に通われた方です。
褒めすぎで照れくさいです。
プライバシーにかかわる部分は削除してあります。

深谷先生へ

先生のお陰で無事にここまでくることができました。本当にありがとうございます!
いつも、体調に合わせ漢方の調整をして頂き、精神面でのフォローも心強く、先生にはいつも助けられました!
先生に出会えて本当に良かったです!

結局、最後の最後に逆子になってしまいましたが、赤ちゃんは元気に育ってくれています。
もうすぐで、少し緊張していますが頑張ります!
また産まれたら、赤ちゃんと会いに伺います。
これからもよろしくお願いします!

嬉しい報告

嬉しい報告を頂きました。
プライバシーにかかわる部分だけ削除してあります。
本当に良かったです。

以前、こちらで不妊に関する漢方薬を処方してもらっていました。
私の場合、排卵もあるし基礎体温も安定しているため、ピックアップ障害を疑っての処方でした。
杏村に来るまで3年ほど不妊でしたし、年齢も40歳目前であり、気持ちも落ち込んで諦め半分でしたが、悔いが残らないよう自分の中で1年頑張ろうと期限を決めて、漢方とタイミングで妊活をしました。
1年経ちましたが妊娠は成立せず、年齢も40歳になったので、残った薬がなくなったら妊活終了と決め子供は諦めました。
すると、翌月に妊娠が判明。
今度は高齢妊娠、出産への不安や心配など悩みは尽きませんでしたが、先日、無事に出産しました。
母子ともに健康で全く問題ありません。
妊娠は授かりものだし、タイミングやストレスも関係してたとは思いますが、深谷先生が処方してくれてた漢方のおかげで体の土台作りや準備が出来ていたからだと思います。
本当に嬉しくてこんな幸せな事はありません。
これからも、不妊で悩んでる方の1人でも多くの人がこの幸せを感じれる事を願っています。
どうもありがとうございました。

下痢の漢方

下痢の場合、漢方は比較的良く効きますが、使い方が大切です。
1.細菌やウイルスによるもの
  いわゆる胃腸風邪とかノロウイルスです。
  この場合、1番良く使うのがかっ香正気散です。
  これだけで対処できない場合はこれに黄連解毒湯、半夏瀉心湯、人参湯などを併用します。
  注意するのは、無理矢理に下痢を止めない事です。
2.腸の蠕動運動によるもの
  中医学的には気の流れの問題です。
  ストレスと関係します。
  お腹の脹りが強い場合は開気丸をよく使います。
  そうでない場合は、桂枝加芍薬湯を使います。
  また腸の中の水分が多い場合は一時時に五苓散も有効です。
3.食滞によるもの
  胃腸の消化能力を超えて飲食した場合です。
  中国では保和丸をよくつかいますが、晶三仙でも良いです。
4.脾虚によるもの
  体質的に胃腸がよわく、慢性的な下痢の場合です。
  健脾散顆粒をよく使います。
5.湿熱によるもの
  腸の中に湿熱という汚れがたまっている場合です。
  便が出てもすっきりしない事が多いです。
  この場合は、漢方は慎重に選ぶ必要があります。
6.冷えによるもの
  一時的にお腹を冷やしておこる下痢です。
  人参湯などをよく使います。

チャイナビュー224号


チャイナビュー224号が来ました。
今回の中国探訪は「グゲ王国」
中国の西の端のようです。
こんな遠くまでご苦労様です。
漢方の知恵袋は「夏の熱中症対策」です。
ただいま当店で漢方をお買い上げの方に差し上げています。

イライラ

イライラの原因は体内で「火」が強くなりすぎている状態と考えます。
主に、心火と肝火があります。
心火は不眠、動悸などを伴います。
そうでない場合は肝火です。
肝は五行では「木」に属します。
生の木は潤いがあり燃えにくいですが、乾燥した木はすぐに燃えます。
ですから、肝火が強い人は木に潤いが無いと考えます。
そこで、肝火を消す作用の漢方だけでなく、肝に潤いを与えるものを使います。
そうしないと、一旦肝火が収まっても、すぐにまたさいねんします。
肝火を消すものとしては「瀉火利湿顆粒」
肝を潤すものとしては「双料杞菊顆粒」などがあります。

血が足りない状態

血が足りない状態を中医学では血虚(けっきょ)と言います。
血が足りないというと、すぐに思いつくのが貧血です。
確かに貧血も血が足りない状態の一つです。
ですが、それ以外にも血が足りない状態があります。
それは血の量の不足です。

貧血は採血して、血液の濃度を測ります。
血液の量は測りません。
これに対して、中医学の血虚は採血はしません。
脈、舌の色、爪の色、生理の色と量、髪の毛などで判断します。
最近では血流計という便利なものがあり、それで測定する事も出来ます。

病院で貧血がないと言われても、血の量が足りなければやはり貧血と同じように問題がおこります。
この点は注意する必要があるでしょう。

漢方を飲んでからの変化

漢方を飲み始めて変化があった場合それが漢方によるものなのか、たまたまなかの判断が難しいですね。
もしその変化が漢方を飲んだ時に多くの人に共通して起こる変化の場合は漢方が原因判断できます。
しかし、めったにないようなケースの場合は判断に困ります。
その場合、もし悪い変化の時は一旦漢方をお休みしてもらいます。
そして、結果的には漢方と関係が無い事が殆どです。

では、どうしてそのような事があるかというと、漢方に対する期待や不安が大きすぎるからだと思います。
期待が大きいと、ちっょとした良い変化も漢方のおかげと考えます。
不安が大きいと、些細な悪い変化も漢方のせいにします。

あまり一喜一憂しないで、少し長い目で変化を見てあげて下さいね。

チャイナビュー223号

チャイナビュー223号が来ました。

今回の中国探訪は敦煌です。
中国ファンなら一度は行ってみたい所です。
残念ながら私は行った事がありません。
漢方の知恵袋は、「子宮内膜症」です。
ただ今、当店で漢方をお買い上げの方に差し上げています。

漢方の味

体にあった漢方だと、意外と美味しく感じるという説があります。
確かに、野生の動物は、その味や臭いで体に必要かどうか判断しています。
しかし、私たちが食べているものは、殆ど味付けされていて、調味料漬けです。
自然の味などは分からなくなっています。
体によくないタバコなども美味しく感じる人もあります。
ですから、私たちのこの野生の感覚はあてにならなくなってしまいました。

始めは飲みにくい漢方も続けていると飲みやすくなる事はよくあります。
良薬口に苦し。
頑張りましょう。

巧婦難為無米之炊

漢方は大工さんです。
家を建てるのに大工さんは必要です。
でも大工さんだけで建築資材がないと家は建てられません。
建築資材は毎日の食事です。
腕の良い大工さんと、しっかりした建築資材があって初めて丈夫な家が出来ます。

中国の諺に「巧婦難為無米之炊」というのがあります。
どんなに聰明で仕事上手の奥さんでも、お米がなければご飯は炊けない。
あたりまの話です。
漢方は巧婦であって米ではありません。

漢方の副作用

漢方にも副作用はあると大きな声で言う人があります。
私はこれは正しくないと思います。
勿論、口に入るものですから、アレルギーのようなものはあります。

中医学は効き目を良くする工夫だけでなく、どのようにしたら副作用が出ないか、長い間研究されてきました。
その結果、体質や状態を判断て薬を使う、弁証論治という方法が考え出されました。
ですので、西洋医学の病名だけで薬を選んで弁証論治をしないと、体質にあわない事があります。
それを副作用と決めつけてしまうのは、なんとも漢方が可愛そうです。

抗内膜抗体

中国では、内膜がなかなか厚くならない場合によく調べられているのが抗内膜抗体というものです。
抗内膜抗体は、自分の内膜に対する抗体です。
この抗体があると、抗体が内膜を攻撃して炎症をおこします。
慢性的な炎症なので、慢性子宮内膜炎となります。
中国では抗内膜抗体の場合は、漢方薬で治す事が多いです。
漢方で治療して、抗体が無くなれば良いという事です。
残念ならが日本では調べられていません。
ただ、なかなか厚くならなかった内膜が漢方で厚くなる事はよくあります。
抗体の検査をしていないのではっきりは言えませんが、慢性炎症が治っている可能性もあります。

免疫のバランス

お母さんにとって、赤ちゃんや受精卵、精子は異物なので、これを排除してしまう可能性があります。
免疫が強すぎる場合です。
中医学的には、アレルギーや自己免疫と考えます。
不育症の検査では、いくつかの抗体を調べています。
ただし、抗体の種類は何億種類もあると言われています。
これらの抗体全部を調べるのはとても無理です。
それで代表的な抗体を調べます。
以前は抗核抗体が良くないと言われていました。
しかし、今は抗核抗体はあまり重視していません。
このように、抗体にかかわる部分はまだ充分に解明されていません。
未知な部分に関しての治療は、漢方薬が適しています。
漢方の場合は抗体の種類を特定しなくても体質改善として治療することが出来るからです。

子宮の動き

子宮は普通のエコーで診ても動いているのは解りません。
一定の間隔で静止画をとり、それをつなげて動画にすると動きが解ります。
子宮は生理の時は、経血を出すため、上から下に動きます。
排卵の時は精子を送りこむ為、下から上にうごきます。
着床の時はあまり動かない方が良いです。
これらの状態がうまく行かなくなると妊娠率が下がると考えられます。
ただし、まだはっきりとしたデータがあるわけではありません。
これからの研究が待たれる所です。

卵管の汚れ

卵管が詰まっていると言われた方で、漢方を数ヶ月飲んでつまりがなくなっている事がよくあります。
よく使うのが、活血化瘀と理気化痰の漢方です。
この事から、血液の固まった汚れとか、繊維、脂の汚れが詰まっているのではないかと思います。

卵子の質と漢方

卵子の質が悪くなる原因が、純粋に老化だけなら漢方でも卵子の質を良くするのは難しいでしょう。
しかし、老化以外にも色々な原因で卵子の質は悪くなります。
これらの原因をとり除いて行けば、その分、卵子の質は良くなると考えられます。
では、何が卵子の質を悪くしているのでしょうか?

1.必要なものが足りない
   気虚 陽虚  エネルギー不足です。最近注目されているミトコンドリアもこれに関係しています。
   血虚 卵巣に行く血液が不足しているケース
   陰虚 潤い不足です。卵胞液の質とも関係します。

2.汚れがたまっている
   瘀血 血の汚れです。 古い血の汚れを陳久瘀血といいます。
      特にチョコレート嚢胞は卵巣の機能低下の原因になります。
   痰湿 汚れた水、脂、繊維などです。
      最近問題になっているのが糖化です。 蛋白質と砂糖が結合するとなかなかとれなくなります。
      これを糖化と言います。卵子も糖化すると考えられますから、要注意です。

3.バランスが悪い
   ホルモンや自律神経などのバランスが悪くなっている

1-3に関しては、それぞれの原因や体質に応じた漢方薬で対応できるとかんがえます。
ただし、漢方以外にも食事の注意、睡眠、適度な運動なども一緒に考える必要があります。

胃腸の働き

中医学では胃腸の働きを「脾」と「胃」に分けて考えます。
胃は食べ物を受け取り、それを腸に送ります。

ですから、下におりる働きです。
この働きが悪くなると、食べ物が下におりなくなります。
胃が脹り、けっぷ、胸焼け、便秘などが起こります。
逆流性食道炎などもこのケースです。

脾は、食べ物を吸収して、栄養を上に運びます。
この働きが落ちると、栄養が下に流れ下痢したり、胃下垂になったりします。
気が上がらず、栄養不足でやせて来たり、力が入りません。
下に降ろす胃と、上に昇る脾は明確に区別します。

主に胃に働く漢方が晶三仙、平胃散、健胃顆粒などです。
そして脾に働くのが健脾散、補中益気湯などです。
脾と胃の働きの区別を知っておくと漢方の胃腸薬の使い分けが出来ます。

火鬱発之

中医学ではストレスが溜まった状態を「気滞 きたい」と言います。
つまり気の流れが悪い状態です。
気滞が続くとイライラしてきます。この状態が「火鬱」です。
つまって、化熱してくる訳です。
普通の熱は、清熱といって冷やす漢方を使います。
ただ、火鬱の場合は治療方法が違います。
「火鬱は之を発せよ」という理論で、香りの良いもので発散されます。
ハッカ、紫蘇、パクチー、ネギ、ニラ、バジルなどです。
ベルガモットなど柑橘系のアロマもお勧めです。
清熱薬を使うと、熱はとれても気の流れがもっと悪くなってしまう可能性があるからです。

漢方の風邪薬

葛根湯は風邪薬で有名ですが、どんな風邪でもよい訳ではありません。
1番大切なポイントは「寒気があるか?」です。
次ぎに大切なのが「節々の痛み」です。
この二つがあればまず葛根湯を使って見て下さい。

銀翹解毒散は、あまり有名ではありませんが葛根湯よりも使う機会は多いです。
何となく熱っぽくて、寒気す少し、喉が痛かったり、喉が渇く感じがあります。
このまうな場合はまず銀翹解毒散を使って見て下さい。

胃腸風邪の場合は勝湿顆粒をまず使います。
吐き気、下痢、少し寒気やだるさを伴います。

この3つは常備薬としておいておくと良いでしょう。

チャイナビュー 222号

チャイナビューの222号が届きました。

中国探訪は「黄姚古鎮」です。
漢方の知恵袋は「フレイルに気をつけて」です。
フレイルは要介護の前段階という加齢による筋力や身体能力低下という意味です。
ただ今、当店で漢方薬を購入された方に差し上げています。

中医学の火とは

中医学の概念の中で、気とともに分かり難いのが火。
壮火と少火。壮火はもえ盛る炎で体にとってはよろしくない。
少火は少しずつ燃える火で、体のエネルギー源。
そこで、「壮火は気を消耗し、少火は気を生み出す」という理論があります。

これ以外にも君火、相火、龍雷の火、陰火などがあります。
君火とは、心の火です。
これに対して相火とは腎の火です。
中医の理論では、五臓の中で一番偉いのが「心」です。
なにしろ心には「神」が住んでいます。
だから心は君子の臓、心火は君火なのです。
腎の火は命の蝋燭。
ミトコンドリアのようなものでしょう。
とても大切ですが、心火にはかなわない。
だから相火と言います。

チャイナビュー 221号


チャイナビューの221号が来ました。
今回の中国探訪は蘭州です。
中国では蘭州ラーメンは有名です。
漢方の知恵袋は「機能性ディスペプシア」です。
ただ今、当店で漢方薬をお買い上げの方に差し上げています。

不眠

今くらいの季節、花粉症とともに多いのが不眠症です。

不眠症は春と秋に多くなります。
春と秋は中医学では陰陽交代の時期と考えます。

春は陰が減り陽気が盛んになります。
陽気は覚醒作用があるので寝付きが悪くなります。

秋は夏に盛んになった陽気がなかなか収まらないと不眠になります。

寝る直前の入浴は陽気を助けるので良くありません。
青色の光も興奮作用があります。
寝る前にパソコンやスマホをやるのはよくありません。
寝る前は黄色やオレンジの光が良いでしょう。

五行について

中医学では肝は木に例えます。
真っ直ぐ太陽に向かって伸びていきます。
しかし、折れないように弾力があります。
心は火に例えます。エネルギーがあります。
脾は土です。万物を育む母なる大地です。
肺は金。熱に弱い、叩くと音が出るなどです。
腎は水。これは解りやすいですね。

木が燃えて火がおこります。
火が燃え尽き土になります。
土の中から金属が見つかります。
金属のまわりに水滴がつきます。
この関係を相生関係といい、先程の五臓にあてはめます。
例えば、肝は心の母で、心を助けます。
同様に心は脾、脾は肺、肺は腎を助けます。

木は土を抑えています。
土は水を制します。
水は火を消します。
火は金を溶かします。
金は木を倒します。
これを相克といい、力が強くなりすぎないように制御しています。
肝は脾をコントロールし、脾は腎を、腎は心を、心は肺、肺は肝を制御して、バランスを保っています。

臓と腑では、
肝と胆
心と小腸
脾と胃
肺と大腸
腎と膀胱
が表裏の関係になっています。
肺は免疫と関係してます。
大腸も免疫と関係しています。
小腸も心も第2の脳というくらい精神的な影響をうけます。
脾は気を持ち上げ、胃は気を降ろします。
膀胱の開閉を腎がコントロールします。

肝が強くなりすぎた時、肝を抑えるのですが、肝の性質は伸びやかなのが良いのであまり抑えすぎない方が良いです。
こんな時、心火をおさえます。
そうすると肺が強くなり、肺が肝を抑えてくれます。
その処方が左金丸です。
左は佐で、補佐の意味で、心火を抑えて肺を助けるという意味です

チャイナビュー220号

チャイナビュー220号です。

今回は山西省。
崖にへばりつく寺院で有名な所です。
刀削麺など美味しそうです。
漢方の知恵袋は「漢方養生で下痢をストップ」です。
ただ今、ご来店の方に差し上げています。

リラックスのツボ

ストレスに良いツボを2つ紹介します。

一つは内関。
手のひらを上に向けて、手首のまん中に薬指の先があたるようにします。
その時、人差し指の先あたりに押して痛い場所があります。
そこが内関です。
イライラした時などにマッサージして下さい。

もう一つは大衝です。
肝気の流れをよくしてくれます。
足の甲で、親指に向かう骨と人差し指に向かう骨が合流している場所の少し前の凹みです。
こちらもイライラする時とかにぜひ試して見て下さい。

チャイナビュー219号

チャイナビュー219号が届きました。

今回の中国探訪は「神農架」
恩師の1人、寇華勝先生の故郷です。
漢方の知恵袋は「つらい頭痛を軽くする」です。
ただ今当店で漢方薬をお買い上げの方に差し上げています。

新聞に掲載されました。

2月17日の中日新聞の夕刊と18日の東京新聞の朝刊で、「あの人に迫る」というインタビューコーナーがあります。
ここで取り上げて頂きました。
おかげ様で沢山のお問い合わせを頂きました。
ありがとうございました。

舌苔について

舌の表面にある苔を舌苔と言います。
中医学的にはかなり診断の意味があります。
まず、厚さです。
苔が厚ければ厚いほど、汚れ(邪気)が多いと考えます。
反対に苔が全くないのも良くありません。
体に必要なものが足りないと考えます。

苔の色も大切です。
苔の色が白い時は、体が冷えていたり、体を冷やす邪気があると考えます。
苔の色が黄色い時は、体に熱がこもっていたり、湿熱などの邪気があると考えます。

舌が乾いている場合は、熱が、舌がしめつっている場合は冷えている事が多いです。

ただし、舌だけですべてが解るわけではありません。
舌以外の情報とあわせて弁証論治していく事が大切です。

一貫堂医学

日本式の漢方の変わり種として一貫堂医学があります。
人間の体質を3つに分けて治療します。
 臟毒証体質
  内蔵、特に胃腸に毒素がたまりやすい体質。
  太りやすく、生活習慣病になりやすい体質です。
  よく使うのが防風通聖散です。
 解毒証体質
  腺病質に近い体質です。
  リンパの流れに異常が出やすいです。
  リンパは中医学では三焦なので肝との関係が深いです。
  くすぐったがり、肌の色が浅黒い、扁桃腺が腫れやすい、アレルギーになりやすい体質です。
  柴胡清肝湯、荊芥連翹湯、竜胆瀉肝湯などを用います。
 瘀血証
  中医学の瘀血とほぼ同じです。
  一貫堂医学では通導散をよく使っています。

漢方の考え方

よく相談で、「血圧が高いから血圧を下げる漢方が欲しい」とか「飲むだけで痩せる漢方が欲しい」とか「血糖値を下げる漢方が欲しい」「多嚢胞性卵巣に効く漢方が欲しい」と言われる事があります。
ただ、これらはみな何かの原因があって、その結果なのです。
原因を考えないで結果だけを改善する事は出来ません。
中医学では、何故血圧が上がったのかを考えて、それに対して適切な方法を考えていきます。
そうすれば結果は自然に改善されていきます。

チャイナビュー218号

チャイナビュー218号が来ました。
今回はなんと、あの四川のパンダ基地が特集です。

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バンダがうじゃうじゃしています。
漢方の知恵袋は「体質改善で花粉症対策」です。
ただ今、当店で漢方をお買い上げの方に差し上げています。

脾の働き

脾臓というと、西洋医学では何をしているか良く解らない臓器。
古くなった血液を分解しているくらいの認識です。
貧血などの場合は、脾臓を摘出してしまう事もあります。
それでも命にはかかわらないので、ちょっと大切にされないかも知れません。

中医学では脾は本当に大切な臓器です。
食べたものを消化する働きと考えます。
胃腸は中医学では、食べたものをただ受け取るだけのものです。
それを分解して、体に運ぶのが脾の働きです。
脾は体の中央に位置して、体を養っています。
脾の色は黄色。位置は中央。
黄色というのは、中国では1番高貴な色です。
皇帝は中国では黄帝と言って、いつも黄色い着物を着ています。
また中央に陣取って大地の母の土の性質を持っています。
生成数では、先天の生数に脾の5を足して後天の成数となります。

チャイナビュー217号

チャイナビュー217号が来ました。

今回の中国探訪は「北京・胡同と四合院」
胡同は北京の細い路地を言います。
四合院は北京の古い建築様式で、4つの家が中庭を囲んで建っています。
中庭は共有のスペースとなっています。
今では殆ど見る事はできません。
残っている四合院はホテルなどになっています。
私も泊まった事がありまずか、なかなか風情があります。
漢方の知恵袋は「漢方で温活」です。
ただいま、当店で漢方をお買い上げの方に差し上げています。

魂魄

中医学では、人間の能力を次のように定義しています。

魂は陽に属します。
人間の知力の意味です。
魄は人間の本能的な運動や感覚です。

意は初歩の認識
志は経験の積み重ね。やり方。
思はくりかえし考える
慮は経験から未来を予測する
智は上記の過程をふまえ正しく事物を処理する事

霊枢という古い漢方の本の中に夢に関する記載があります。

「邪気が心にあると丘や山の煙や火の夢をみる。
 邪気が肺にあると空を飛び、おかしな金物の夢を見る
 邪気が肝にあると山林や樹木の夢をみる。
 邪気が脾にあると丘陵や大きな沢の夢をみたり、壊れた家や風雨の夢をみる。
 邪気が腎にあると淵に佇む夢をみたり、水中で暮らす夢をみる。」

とあります。
これは五行の理論と関係があります。
五行の理論では、
心は火
肺は金
肝は木
脾は土
腎は水
となっているからです。

脈でいろいろ解ります

昔、検査器機がない頃は、脈は重要な診断材料でした。
慣れると脈でかなりの事が解ります。
例えば、高温期になると脈は滑になり、妊娠するともっと滑になります。
滑は流れが良い脈です。

痛みがあると脈はひきつったようになり、沈んできます。
風邪の時は大きくなり、時に浮き上がってきます。
不眠の方は脈が長くなっている事が多いです。
勿論、脈だけで判断する事は出来ません。
症状やら舌やら、総合的に判断する事が大切です。

季節と脈

季節によって脈は変化します。
冬の脈は深く潜った脈で、これを沈脈といいます。
一般的には細くて硬い脈になる事が多いです。

春になると脈は少しずつ表に出てきます。
その時に、すこし突っ張った感じの脈になる事があります。
これを弦脈と言い、春の代表的な脈です。

夏になると、脈はもっと表面に浮いてきます。
そして、太く大きくなります。
この脈を、洪脈といいます。
陽気の多い脈です。

秋になると、脈は少しずつ弱くなります。
ただ、まだ寒い分けではないので、脈は体表にあります。
ですので、浮の状態のままです。

脈は季節に応じて変化するのが良いとされています。
人間も動物なので、季節に順応する事が大切なのでしょう。

五行の理論で

中医学の五行の理論を応用して、生活に取り入れられると良いかなと思います。

ストレスがたまると気の流れが悪くて肝気が鬱結してイライラしてきます。
五行の理論では肝を抑えるのは肺なので、肺を鍛えます。
肺は白い色が好きなので、白い服を来たり、白い色の食べ物をたべます。
大根、白キクラゲなどが良いように思います。

胃腸が弱る場合。
胃腸は中医学では脾です。
脾の色は黄色。
ですから黄色い服を着たりすると良いです。
さらに脾の母は心です。
母は子を養うので、心を丈夫にすると良いです。
心の色は赤なので、赤い服も良いでしょう。
食べ物はニンジンカレーなんかどうでしょうか?

銀翹解毒散

同じ風邪でも、身体があつく、熱っぽい感じ、身体を冷やしたい時などは銀翹散を使います。
銀翹散に清熱作用のよい羚羊角を加えたものが「銀翹解毒散」です。
「涼快楽」「天津感冒片」も同じ成分です。

とりあえず風邪薬としは葛根湯と銀翹解毒散を常備しておくと良いでしょう。
寒気が強い場合は葛根湯、熱っぽい感じが強い場合は銀翹解毒散という使い分けで良いと思います。

葛根湯の仲間達

葛根湯と同じように、身体を温め、発汗作用があるものとしては麻黄湯、小青竜湯があります。
違いは次のようになります。
 葛根湯 肩や首、背中の筋肉が硬くなっている
 麻黄湯 咳がある 患者が肺気を閉塞している
 小青竜湯 鼻水やサラサラの痰がある 

葛根湯

葛根湯は誰でも知っているとても有名な漢方薬です。
使い方のポイントとしては、寒気があるという事が大切です。
風邪でも熱っぽくて、汗が出て、クーラーにあたりたい感じの時は使わない事です。
使ってしまうともっと悪くなります。
葛根湯は、身体を温める作用と発汗作用があります。
その作用によって、体表の寒邪を発散させる作戦のものだからです。
また成分の麻黄はカフェインに似た興奮作用があります。
ですので、寝る前に飲むと眠れなくなったり、飲み過ぎるとドキドキしたりする事もあります。